2016/08/12

ノーベル晩餐会場とノーベルディナーの感想、予約について紹介!

スウェーデンストックホルム市庁舎では、ノーベル賞晩餐会が行われます。

ノーベル賞関係の観光はCocoruuが興味津々で、友人がつきあってくれました。

市庁舎(写真)の英語ガイドツアーに参加すると、内部の見学ができます。
2階の会議場の天井は木で組まれていて(ヴァイキングルネッサンス様式)、特徴的でした。
黄金の間の奥の壁一面には金箔モザイクがはられ、豪華絢爛です。
かつてはこの黄金の間で晩餐会が行われていたそうですが、招待客が多く、入りきらなくなり、1974年から青の間で行われるようになったそうです。残念。黄金の間のほうがゴージャスな感じなのですが。

こちらが青の間。写真では少し殺風景なんですが、購入した絵葉書(のせられませんが)・ガイドツアー・ノーベルメニューに書かれた説明をもとに紹介すると…。


想像してみてください。この広間の床に、整然と白いテーブルクロスのかかった長テーブルが並びます。そこにテーブルセッティング(20名で行っても約5時間かかるそう)がされ、招待客が大勢(約1300人)座っています。一人あたりのテーブル間隔はなんと60cmしかないそうです。

パレードの時は、正装し、旗をもった人々が中央階段の上から下まで並んで、広場は人々でうめつくされるのです。

招待客に給仕するのがまた大仕事で、この日給仕さんが動く距離は、一人当たり5kmだそうです!!給仕長8名、給仕員210名、調理員20名、皿洗い・配膳20名、ウェイター5名というんだから、おどろきですね。


ノーベルディナーは市庁舎地下レストランで誰でも食べることが出来ます。これがその外観。市庁舎の建物にある、地下に降りる階段からレストランに入れます。レストラン名は「スタッツヒュースシェラレン(STADSHUSKALLAREN)※本来は真ん中のAにウムラウトがついています」


Cocoruuはどうしてもノーベルディナーが食べたくて、日本から、または前日までに予約をしようとしたのですが、出来ずに当日朝ここに直接行って尋ねると、その日のディナー予約が出来ました。(Cocoruuが旅行した当時の場合)。

好きな年代をいうと、その年代のディナーを用意してくれます。大江健三郎さんの受賞時(1994)の人気メニューにしました。
料理はコースメニューです。

下の写真はメインの
仔牛のヒレ肉、サルビアとポンポン茸の付け合わせ
トマトのホウレンソウ詰め
ポテトのパンケーキ、生姜入り
です。



食事は口にあい、ケーキに添えられた針状の綿菓子(下の写真)もかわいらしく、ワインも入って、あこがれのノーベルディナーを食べ、気分は最高潮。
帰りは酔いがまわり、Cocoruuはいつもの早歩きがノロノロあるきになってました。
食事すると、ノーベル晩餐会の説明と、何人目のお客様か書かれたメニューを記念に持ち帰りできます。
※STADSHUSKALLARENで検索すると、市庁舎地下のレストランサイトがみられます。左端のIN ENGLISHをクリックすると英語表記も可。

クリックすると下にMENUSが表示され、そこに出る記事の右下にNobel menusとあります。2016年8月現在、2015年のメニューが食べられ、ドリンクも含め料金は1695SEK。

それより過去のメニューは10名以上のグループで、メールにて問い合わせとあります。(最新情報はサイトをご確認ください。)

よかったらぜひシェアをお願いします。