2016/09/23

アラスカ博物館 ヒグマのはく製の巨大さにびっくり

オーロラ観測が一番の目的ではありますが、冬のアラスカのフェアバンクス市内観光も楽しかったです。

アラスカ大学博物館の外観は、すっきりとシンプルです。入り口に向かってすぐ左側を見渡すと、太陽が輝いていました。
現地時間の14:30なのですが、日照時間が短いので、この時点でもだいぶ高度が低かったです。博物館に入っていくと、ブラウンベア(ヒグマ)のはく製が目につきます。
つい人間の大人の大きさの感覚でものを考えてしまいますが、それよりもはるかに巨大です。

大人のブラウンベアの体重は300kg~780kgです。もしこんなのに森でであったら、ホンマにもうアカンな、と思うでしょうね。

3万6千年前のバイソンの青いミイラもあります。ちょっとリアルで怖いです。
永久凍土層から見つかったものだそうです。
クジラの頭骨や、マンモスの頭骨と牙の化石の展示もありました。
また、オーロラの映像も流れていましたし、星野道夫さんの写真も展示されていました。

星野道夫さんは写真家であり、他の国も撮影されていますが、特にアラスカの自然や動物たちの素晴らしい瞬間を写真におさめた作品が多く残されています。

取材のため訪れていたロシアで、ブラウンベアに襲われて亡くなってしまいましたが、彼の写真は今も、多くの人に愛されています。

今回のツアーガイドさんが、バスでの移動中に星野道夫さんのお話をたくさんして下さり、シャンダラーロッジでのオーロラ待ちの間にも、美しいアラスカの写真をおさめたビデオを見せてくださいました。

Cocoruuたちは冬にアラスカを訪れたのですが、一面緑におおわれる、生き生きとした夏のアラスカも、またいつか是非訪れてみたいと思いました。

アラスカ石油(原油)パイプライン、このパイプはアラスカを縦断して伸びており、なんと約1300kmものびています。人工物としては、万里の長城についで世界2番目に長いそうです。
金属は温度により伸び縮みしますが、気温差の大きいアラスカ(寒い時は-40℃になります)では、それに耐えられるように、また、耐震対策の意味もあって、ジグザグにつくられています。

野生動物への影響を減らしたり、寒さによる不具合を減らすため、高架にしたり、地中にもぐったり、川を渡ったりしつつのびているそうです。

パイプラインのモニュメントもありますし、パイプの内部を掃除するための、ピグという装置の模型も展示されています。
ゴールデン・ハート・パークは、ライトアップがされていました。そばのチナ川は完全に凍っているように見えるし、公園中央のマルコム・アレキサンダー作の立像にも雪がかぶさっています。
Cocoruu達が旅行した時は、アラスカにしては暖かかったのですが、雪がとけることはなく、あたり一面銀世界でした。

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