写真や動画を見るとどう見ても蛍光緑色や、黄緑色に見えますよね。
ぜひ実際に確かめてください。
白い色なので、動きのないオーロラは、雲と区別がつきにくいです。確かめる方法は、もし、それがオーロラなら、写真にとると蛍光黄緑色に写ります。また、星が透けてみえるようなら、雲ではなくオーロラの可能性があります。
活発なオーロラはカーテン状のすそがピンクであったり、緑、赤い色も入ってきますし、北海道のような低緯度地域(オーロラが良くみられる北緯64~70度のオーロラベルトと比較すれば低緯度です)では、赤いオーロラが見られるそうですが、一般的には白い色をしています。
Cocoruuたちは、オーロラを見るのに良い時期と場所の記事で紹介したように、チャーター直行便で冬のアラスカに行くパッケージツアーに参加しました。
チナ・ホットスプリングスで2晩、フェアバンクスで2晩、オーロラを待ちました。
結論から言うと、カメラで観測されるレベルが2晩(1晩はCocoruuたちが寝てしまったあとに観察された、と後で聞きました)、肉眼で動きのあるオーロラを1晩みられました。
実際のオーロラ待ち状況の詳細について報告すると。
1晩目:
チナ・ホットスプリングスリゾートの近くに、アクティビティーセンターがあり、ここには24時間空いているオーロラ待機所があります。
ガラス張りで、暖房のきいた室内で椅子に座りオーロラを待てるようになっています。
ドアを出てすぐ前の滑走路(昼は立ち入り禁止)で、オーロラ観賞が出来るのですが…。
ずっしりと重そうな、分厚い雲が。星がやっとひとつふたつ見られるくらいの天気でした。
仕方がないので、フラッシュなしで小さなペンライトを使って、オーロラ撮影の練習をしました。
結局、2時まで粘ったけどダメでした。
翌日同じツアーの人で、明け方まで粘った人が、「雲の間から、ぼんやりした雲のようなオーロラは見えました。写真にとると、蛍光緑色でした。」とおっしゃっていました。
2番目:
雪上車にて、チナ山頂に向かいます。雪上車はキャタピラなので、ガタゴトガタゴト、乗り心地はあまり良くないです。おまけに窓がなく(小さいのがあったかもしれませんが、Cocoruuのそばにはなかった)、どこに連れてかれるのだろう…、という感じでした。
オーロラ観測用ロッジでオーロラを待機しました。ロッジは円形で、テントのような感じですが、中から見ると木の骨組みがあります。
残念ながら、今夜も天気は晴れずわずかに雪がちらつき、オーロラは見られませんでした。
仕方がないから、雪上車やロッジの写真をとりました。オーロラが見られたら、この日も記念になるさ、と思って。
ロッジ内では、カップめんや、湯でとかすココア・アップルソーダ、オートミールなどを用意してくれていて、自由に食べられます。
オーロラが見られないと、することがないのでみんな食べまくり、お湯を沸かしてくれていた係の人が、すごい勢いでお湯がなくなる~と言ってました(^^;)
3晩目:
Cocoruuが旅行した時、アラスカとしては、かなり暖かかったそうです。タオルがカチンコチンに凍る、吐く息が凍るなどの体験はなかった代わり、カメラのシャッターが降りない事態にもなりませんでした。
寒がりのCocoruuにはありがたかったですが、日中は、またも日本でも見たことがないくらいのずっしりした重~い雲が。暖かさが災いしているのかもしれません。
フェアバンクスの市内から車で40分のスキー場(スキーランド)へ。
今日こそ晴れてほしい、なんとか晴れてください!そんな祈りにも似た想いが通じたのか、満点の星空でした。
オーロラの光は弱く、街の明かりが妨げになるため、ツアーでは、人工の明かりがないところを選んでくれています。だから星空もすばらしく、降ってきそうな星空でした。
到着時、すでに東側に雲のようなオーロラが見られていたのですが、その後それが北の空(中央)に移動し、ずっと途切れずに輝き続けました。
オーロラの強弱が変化したり、カーテン状のものが2つに枝分かれしたり、上に伸びていったり、長くなっていったかと思うと、途中で切れたりと、様々に変化しました。音もなく、ふわりふわりと動くさまは、まるで魔法のようです。
Cocoruuのコンパクトデジカメでも何とか撮れました。
撮影のコツは、専門的なサイトがいくつもありますので、ここではコンパクトデジタルカメラでの撮影のポイントをごく簡単にのせると、
・三脚は必須です。
・コンパクトカメラのマニュアルをチェックし、星空モードなど、シャッターを長く開けるモードを探して撮影練習しておきましょう。
・フラッシュ厳禁。写らないばかりか、周りに光害をもたらします。人物を入れるなら、すごく小さなLEDペンライトなどで照らして、撮影練習を。
・レリーズ(シャッターを押す器具。これを使うとシャッターを押すときの手振れ防止になる)もホントは必須ですが、Cocoruuはタイマー撮影を使いました。(買ってもあとで使わないので)
・寒いとバッテリーがすぐなくなることがあるので、予備を用意しましよう。
・金属を素手で触ると危険なので、上記の操作を手袋をして出来るように練習しましょう。
・寒いとシャッターがおりなくなる場合があるので、オーロラ待ちの間、布でくるむなどカメラを冷やさないように。
・暖かい室内に戻るまえに、カメラはケースに入れ、完全に室温に戻るまではケースから出さずに、結露防止をしましょう。
Cocoruu旅行中は、アラスカにしては異例の暖かさで、バッテリーなくなる、シャッターおりないなどの問題はなかったです。
・三脚は必須です。
・コンパクトカメラのマニュアルをチェックし、星空モードなど、シャッターを長く開けるモードを探して撮影練習しておきましょう。
・フラッシュ厳禁。写らないばかりか、周りに光害をもたらします。人物を入れるなら、すごく小さなLEDペンライトなどで照らして、撮影練習を。
・レリーズ(シャッターを押す器具。これを使うとシャッターを押すときの手振れ防止になる)もホントは必須ですが、Cocoruuはタイマー撮影を使いました。(買ってもあとで使わないので)
・寒いとバッテリーがすぐなくなることがあるので、予備を用意しましよう。
・金属を素手で触ると危険なので、上記の操作を手袋をして出来るように練習しましょう。
・寒いとシャッターがおりなくなる場合があるので、オーロラ待ちの間、布でくるむなどカメラを冷やさないように。
・暖かい室内に戻るまえに、カメラはケースに入れ、完全に室温に戻るまではケースから出さずに、結露防止をしましょう。
Cocoruu旅行中は、アラスカにしては異例の暖かさで、バッテリーなくなる、シャッターおりないなどの問題はなかったです。
帰りのバスに乗る直前にも、動きがあるオーロラをじっと見つめることが出来ました。
自然の神秘を感じました。3晩目にしてやっと肉眼ではっきり見えるオーロラが見られたので、感動で涙が出ました。4番目:
シャンダラーロッジへ。
ここにはりっぱな毛皮がいくつか置いてあり、写真をとらせてくれました。クマとか、シロキツネなど、かなりリアルで迫力です。
外に出ると、南の空の天頂以外は曇っていました。
なんとか今日も晴れてくれないかな~とむちゃむちゃ粘ったのですが、結局肉眼では、弱い、雲のようなオーロラしか見られませんでした。
Cocoruuのコンパクトデジカメでもぼや~んと写るくらい(わかりにくいですが、中央上のあたりのもやのようなもの)で、一眼レフのデジタルカメラを持っていた人の画像からすると、雲の向こうではさかんに活発なオーロラ現象が起こっていたようです。
いちおう雲の向こうのオーロラは見られたので、シャンダラーロッジ特製の美しい画像入りのオーロラ観測証明をもらうことが出来ました。もちろん、スキーランドのオーロラ証明ももらいました。
Cocoruuたちが旅行した年は、オーロラ当たり年といわれていた年。例年になく温かかったせいかもしれませんが、曇りの日が多く、折角のオーロラ現象がじゃまされて残念でした。
オーロラは気象現象が起こっている対流圏(地上から約60km)という所よりも、はるか上空の、電離層(地上から100km以上)に出現するため、雲があると見えなかったり、見えづらいのです。
ただ、特にアンラッキーというほどでもなく、晴天率が高く、オーロラ確率が高めの冬のアラスカで4晩連続で観察しても、こんな感じの場合もわりとあるようです。
ツアーで頂いたトラベルガイドに、アラスカフェアバンクス&チナ温泉の現地の方の実際の観測結果が載っていた(公式データではなく、参考程度のものです。)のですが、4晩中3晩くらい動きのあるオーロラが見られるラッキーな場合もあれば、ほとんど見られないアンラッキーな場合もあるようです。
それにしても、こんなに長い間、何かの出現を自然にまかせて、ただじーっと待つ体験、日常であるでしょうか?野生動物撮影のカメラマンの方など、特定のお仕事の方に限られるのではないのでしょうか。
そんな意味で、これもまた、大変貴重で贅沢な時間ともいえるのじゃないかと思います。
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