エジプトを観光したら、ギザの3大ピラミッド(クフ王・カフラー王・メンカウラー王のピラミッド)ははずせませんね。
3大ピラミッドは、紀元前2500年頃(現在よりおよそ4500年前)から続いた3人のファラオが建設させたと考えられています。
クフ王のピラミッドを実際に見ると、想像以上に大きいです。
ただ、周りに比べる物がないので、本当の大きさよりは小さく感じるかもしれません。
近くで見ると表面が凸凹していますが、本来この表面に積まれていた化粧石が、すべて盗まれてしまったためです。
内部観光用の入り口はなんと!その昔盗掘用に開けられた場所なんです。(写真中央よりやや左上の所)
本来の入り口は北側にあり、いまだに巨大な石で封印されたままです。
残念ながら内部の撮影は禁止です。
途中の回廊はあまりはっきり覚えていませんが、幅は広くなかったです。
玄室まで行くと、それまでに比べると、ずいぶん広い空間があります。内部は薄暗く、石の棺が一つありました(棺のなかには何もないです)。
物理的にはたいしたものはないのですが、Cocoruuは実はとても感動しました。
それは、一生に一度は行きたいと思っていたところに今いるんだ!という実感と、古代の人々の空気を感じられた気がしたからだと思います。
※Cocoruuは冬に行ったのですが、それでもクフ王のピラミッド内はかなり暑かったです。夏に行く方は熱中症にご注意ください。
カフラー王のピラミッドの頂上には、化粧石が一部残っています。本当はこれで一面おおわれていたんですね。高さは143mですが、クフ王のピラミッドよりも高い位置に建っているため、大きく見えます。
カフラー王のピラミッドのふもと(正面側=写真では左側)には葬祭殿があり、ここから河岸神殿に向かって参道が伸びています。
メンカウラー王のピラミッドは、高さ66m。王の権力が弱ってきたため、規模が小さくなったといわれています。写真は北側から撮ったものですが、こちら側には大きなくぼみがあります。過去にピラミッドを破壊しようとしたときの傷跡と考えられています。
4つのピラミッドが見られる場所(=3大ピラミッド+3つ残っている王妃たちの墓のうちの1つ?)で、ラクダに乗りました!
そんなに長い時間ではなかったですが、楽しかったです!
手のうえにピラミッドをのせた写真もぜひ撮ってみましょう
これらのピラミッドがなぜ、何のために作られたかは、いまだに謎も多いです。
最近有力になっているのは、公共事業説です。
定期的にナイル川が氾濫し、農作業が出来ない間の仕事として、ピラミッド(=巨大な祭事のための施設)を建設したのではないかというものです。
労働者には報酬もあり、休日もあったと考えられています。労働者が埋葬された場所や、生活の場所なども発掘され、この説が裏付けられつつあるようです。
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