2017/01/09

お得に両替する8つのポイント-海外旅行の前に読もう!

両替トクする8つのポイント

外国に旅行する前に知っておきたい、両替でトクする(損しない)8つのポイントを、旅慣れた方やビギナーさんにも分かりやすくまとめてみました。

・マイナー通貨は一般的に現地で両替がオトク


一般的には、米ドル、ユーロなどの流通の多い通貨以外は、オーストラリアドルなどでも、現地で両替する方がオトクな場合が多いです。

フィンランドに旅行した時は、到着後すぐに必要なバス代などだけ日本で両替して、残りは日本円を持って行き、現地で両替したのですが、やはり現地での両替の方がレートがよかったです。

もちろん急激な為替変動により、逆転する可能性は0ではありませんが…。

・現地ではどこで両替するとレートがよいか

一般的には、街中での銀行が良いです。ただし、銀行が開いている曜日や時間帯が限られているので、空港の銀行を利用するのも良いかもしれません。

国によって、両替商がたくさんあり、レートが良い場合もあります。訪問国の事情を調べてみると良いと思います。

ホテルでの両替は便利ですが、レートは良くないことが多いです。補助的に使用する方がよいでしょう。

また、現地で両替するときには、手数料(コミッション=commission)を確認し、事前に現地通貨でいくらになるか計算しておき、受け取った現金を相手の目の前で確認した方がよいです。

金額をごまかそうとする悪質な業者も中にはありますので。

・日本ではどこで両替できるか

地方銀行や、大手銀行、また、トラベレックス両替店などで出来ます。
一部の郵便局でも、両替が可能です。

当日余裕を持って空港に出かけ、空港内の銀行で両替するのも良いかと思います。国内では、空港を含め、銀行間のレートの差はあまり大きくないです。

両替するとき、高額紙幣は出来たら避けた方が良いです。米ドルでいうと、$20位までが使い勝手が良いでしょう。

初めから現金で$100支払うなど、相手も事前に了解している場合は別でしょうが、高額紙幣は、おつりがないからと受け取ってもらえない場合があります。

・日本円の現金は少額紙幣も持って行こう

現地通貨以外に、日本円の現金も忘れずに持って行きましょう。

自宅から空港への交通費(往復)や、出国までや帰国後の食事に必要です。(ICカードやクレジットカードで払える場合もありますが)

また、日本円の現金を持っていくときは、少しかさばりますが、千円札も忘れずに持ってきましょう。
現地通貨が足りなくて、少額追加両替したい場合に必要です。

また、結構盲点ですが、旅行先とは違う国で乗り継ぐ場合に、そこで食事代分だけ両替したいとき、千円札が役に立ったことがありました。

・クレジットカードの利用価値は大きい

ポイントがたまるからと、いくつかのクレジットカードを持たれている方が多いのではないでしょうか?カードをよく見てください。「International」と書かれていれば、海外でも使えます。海外で使う場合は、「VISA」か「MASTER」が通用度が高く、おすすめです。

一般的に、海外でのクレジットカード払いは、(カード払いの手数料を含めても)現金払いよりもレートが良いです。

カードの通用度が高い国では、利用価値大です。支払った時と、決済される時とにタイムラグ(普通は数日程度)があるため、買い物した日とは違うレートになります。

現地発着ツアー代、ホテル代などに使用できると、現金を多く持ち歩かなくてすむので、安全です。現地でツアー代を払う場合などは、クレジットカード払いが可能か、事前に確認してみると良いかもしれません。

クレジットカードを見せると、支払い能力証明になり、ホテルなどで事前に保証金(デポジット)を預けなくて良い場合もあります。

クレジットカード支払いの手続きは目の前でしてもらいましょう。最近は減ったようですが、奥にもって行って偽造カードを作られたりという事件がありました。

また、海外で利用した場合、一括払いになっているカードが多いですが、自分が持っているカードが、海外利用時どういう扱い(一括・分割・リボ)になっているか、規約を確認しておきましょう。

海外旅行傷害保険が附帯しているものもありますので、色々比較すると良いと思います。

カード紛失・盗難時、カード使用停止手続きのため、海外から日本のカード会社にかける緊急連絡先のメモを携帯しておき、カードとは別の場所に携帯しておきましょう。

できれば予備のクレジットカードがもう一枚ある方が安心ですね。

参考までに、Cocoruuが実際に持っているカードを紹介すると、

楽天カード:

楽天市場でのお買い物だけでなく、普段のお買い物も含め、メインカードに使っています。

通常はクレジットカードのポイントは有効期限があったり、一定額以上でないと交換できないことが多いのですが、楽天市場で1円から使える楽天ポイントがたまるし、お買い物でもらったポイントは有効期限がない(ただし、キャンペーンポイントなどは期限があることも)のが気に入っています。

登録しておけば、使った次の日位に利用速報メールが届くので、不正使用がないかのチェックも出来、安心です。

カードで旅行代金や旅行の交通費(飛行機・電車・バスなど)を払った場合は、海外旅行保険もついています。(詳細は規約をご確認ください。)年会費が永年無料のカードも選べます。

・国によりUS$で支払いが出来ることも

トルコ、エジプト、カンボジアなど、現地通貨の安定性があまり良くないところでは、米ドルが好まれることが多いです。そのため、米ドルの現金を持っていくと、そのまま支払いに使えることがあります。
トルコに行ったときは、現地通貨も両替しましたが、現地ツアーの料金はUS$ベースになっていて、それを当日のレートで日本円に換算してもらったものをクレジットカードで支払いました。

また、以前の旅行の残りのUS$紙幣がお土産の買い物に使えました。

カンボジアは食事つきのパッケージツアーだったため、US$現金を必要分だけ(おみやげ、食事時の飲み物代、ビール、枕銭等)日本で両替してもって行き、結局US$だけを使いました。

エジプトでは現地にて日本円から現地通貨への両替もしていますが、以前の旅行の残りのUS$紙幣を持って行って、少額のお土産や、ラクダ乗り、枕銭に使用しました。

・両替額のめやすは?現金はいくら必要?

人により、現地の物価により、大きく違ってきますが、
(ホテル代)+食事代+(現地でのツアー代)+お土産代+交通費+チップ+入場料+ディナーショー+お酒(飲み物)代+余裕分など。

()をつけたものは、すでに日本で支払っているか、中級以上のホテルではクレジットカード払いが可能な場合もありますね。

食事とお土産も、お店によってはカード払いが可能です。交通費、入場料は現金のことが多いですし、チップ(枕銭含め)は現金です。

ただし、オーストラリアのケアンズなど、カード通用度の大きい国では、スーパーマーケットやバタフライパークの入場料、マクドナルドのハンバーガーさえカードで支払っていました。

必要額が読めない場合は、日本円現金でもって行き(管理は注意しましょう)、こまめに必要分だけ両替する方が良いと思います。

とくに物価の安い国では、両替しすぎても使い切るのも難しいです。

緊急時は、クレジットカードのキャッシングを利用するという手も。短期間の旅行なら、あまり利息がかからないので、現金を両替するよりお得な場合が多いです。

・現金が多く必要なら、安全性からT/Cやプリペイドカードで持って行くことも検討する。

クレジットカード通用度が高い国の場合は、基本的に額の大きいものはカード払いにし、現金を補助的に使用した方がよいでしょう。

現金が多く必要なら、以下の形で持って行く方が安全です。

T/C(トラベラーズチェック):

あらかじめ通貨の種類(例えばUS$)と額面(例えば50$)が決まっている旅行用小切手です。

銀行等で購入したら、すぐにホルダーズサイン欄に署名(パスポートと同じが良い)します。
あとは支払う時に相手の目の前でカウンターサイン欄に署名します。

控え(T/Cと分けて持つこと)をもっていれば、盗難時再発行してもらえます。

T/Cは、そのまま現金のように使えますが、大きな額面だと、受け取ってもらえない場合があります。

安全性はなくなりますが、全部現金に変えたいなら、発行オフィス(VISAのT/Cならそこのオフィス)で追加手数料なしで、現金化できます。(この方法だと現金同士の両替よりレートがよいです。)銀行での現金化は追加手数料が必要です。

現金→現金より安全でレートがよいものの、使用できる国やお店が限定されるのが難点です。

海外専用プリペイドカード:

取扱い旅行会社やトラベレックス両替店などで購入し、あらかじめプリペイドカードにチャージしておき、その金額内で、現地通貨を現地のATMにて引き出せるというものです。

年齢制限がなく、クレジットカードのような審査もないので、誰でも利用できますし、上限が決まっているので使いすぎの心配も少ないです。

日本にて現金→現金外貨両替よりもお得ですが、クレジットカードでのお買い物よりは手数料がかかるようです。
また、現地でATMを操作しなければならないので、ATMを探す時間をとることと、日本語表示がされない場合は、最低限の英語力が必要になってくると思います。

現在各社から6種類くらい出ています(マネパカード、マネーTクローバル、ネオ・マネー、キャッシュパスポート、など)が、取り扱い外貨の種類、引出時の手数料、使用しないと年会費がかかってくるか、チャージに手数料が必要かどうか、有効期限がどうか、日本語でのサポートが受けられるかどうかなど、カードにより違いがあります。

最近では、日本初となる、危機回避情報(海外での自然災害・伝染病・治安情報)メールサービスを行っているカードまであります(JTBの「MoneyT Global」公式サイトリンク)

使用される場合は、比較して、自分にとってメリットの大きいものを選ぶとよいでしょう。

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