2016/08/07

雪上車に乗ってコロンビア大氷原の上を歩こう

カナダにあるコロンビア大氷原。なんと325平方キロメートルもあるのですが、この氷原から流れ出す氷河の1つ、アサバスカ氷河の上を歩く体験をすることが出来ます。

バンフ、レイクルイーズなどの出発地からアイスフィールド・パークウェイを観光するツアーに参加すると、通常アイスフィールド・センターに着きます。ここは暖かく、2階にレストランもあります。
ここから出るバスの乗り場と時刻を確認して、バスに乗り、途中で雪上車(Snow Coach)に乗り換えます。

雪上車はタイヤだけでも自分の背丈に近い高さがあり、かなり大きな乗り物です。あまり乗り心地はよくないです。ゆっくりと氷河のうえに乗り上げます。
降りてみると、一面凍っています。雪よりもカチカチに凍っている氷なのですが、スケートリンクのように平らではなく、あちこちに段差があります。よくテレビなどで見る川幅の大きな、大河。それが凍った感じなのです。

ちなみに「氷原」は、地球が氷河期だった時に、積もった雪が押し固まって出来たもの。同じように作られたもののうち、凍ったままゆっくりとふもとに移動しているものは、「氷河」というそうです。
雪上車で向かう途中に見えますが、氷の川の端は凍ったままあるところで終わっていて、そこからは土になっています。遠くから撮った写真を見ると、氷の川が突然ぶちっとちぎれているように見えます。
氷河の上では、ところどころ、氷の一部がとけ、小川のように流れているのを見ることが出来ます。氷の上なので、結構涼しいというか、少し寒いです。
Cocoruuは2回カナダに行っているのですが、とくに2回目行ったとき、氷河の上は風があり寒かったです。上着をお忘れなく。また、反射光が強いので、サングラスも持って行かれる方が良いです。


※地球温暖化で年々氷河が後退しているのが残念です。ガイドさんにお聞きした話なのですが、Cocoruuが訪ねた時すでに氷河がだいぶ後退していたため、近くに乗り場を新しく作り直したそうです。
アイスフィールド・センターから、2014年5月にオープンしたもう1つのアトラクションが、「ディスカバリー・トレイル(Glacier Skywalk)」です。センターからシャトルバスが出ています。

これは崖から渓谷の真上に半円状に張り出した遊歩道ですが、なんと高さ280mにあり、まるで空中にいるかのような感覚を味わえます。目の前にはロッキーの山々を臨め、絶景を楽しめます。

高いところが苦手な方のための、エスケープ・ゾーン(崖に近い側を通る道)もあります。

これ以外にもカナダにはクロウフット氷河(からすのあしのような形の氷河)もあり、上を歩く体験はできませんが、ロッキーを観光するバスツアーに、ここを訪れるコースがあります。
※Cocoruuたちは、ブリュースター社のツアー(Brewster travel Canadaで検索。英語サイト)を予約して、コロンビア大氷原の雪上車観光をしました。

夏の間は、アイスフィールド・パークウェー(Icefields Parkway)を観光するバスツアーが各社から出ています。

バス会社にもよるかもしれませんが、バス発着地点が、バンフ、ジャスパー、カルガリー、キャンモア、レイクルイーズの組み合わせの中から選べる場合もあるようです。

ツアーによると思いますが、雪上車やランチ、ディスカバリー・トレイルが含まれるか追加になるかなどは、各自ご確認ください。

また、バスデポで、直接ツアーチケットを買える場合もありますが、繁忙期には、事前予約をしておくほうが安心かもしれません。

カナディアンロッキーの観光シーズンは、主に夏ですので、他の季節はツアーが催行されているかどうかや出発時刻などもよく確認された方が良いと思います。

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