ラムセス2世の巨像に多種なピラミッド-カイロ近郊のおすすめポイント

エジプトカイロ近郊観光地としては、すでに記事に書いたギザ以外に、サッカーラメンフィスダフシュールなどがあります。
このエリアの遺跡を、おすすめ順に紹介すると…。

・メンフィス博物館
大迫力のラムセス2世の横たわる巨像:
博物館のあるメンフィスは、上下エジプトの接点として行政上重要で、過去に何度か都にもなっているところです。

ラムセス2世の巨像は、近くで見ると本当に大きいです!ド迫力です!(*o*)
2階から撮影している上、像の脚の一部が欠けているのですが、それでも、Cocoruuのカメラには納まりきらなかったです。

体長は15mもあります。しかたがないので、2方向から撮影しました。
こうやってみると、顔の部分や、着衣の生地の感じなど、かなりきれいに残っていますね。

保存状態のよい中庭のスフィンクスとラムセス2世の像:
中庭には、スフィンクスがあり、ギザのものに比べると保存状態が良いです。
顔やあごひげ、ネメス頭巾、それに前足もかなりきれいに残っています。こうやってみると、スフィンクスの胴体がライオンだと実感できますね。

ここにもラムセス2世の像があります。
ラムセス2世は、ルクソール神殿をはじめとし、巨大な建造物を建設したことで知られます。また、平均身長160㎝くらいのエジプト人の中で、180㎝を超え、当時のエジプト人の寿命は40歳程度だったのに、90歳を超える長寿だったと言われています。

・階段ピラミッド(ジョセル王のピラミッドコンプレックス)
サッカーラにあるこの遺跡のすばらしいところは、ピラミッドコンプレックス(複合建築)の保存状態が良いことです。ピラミッドが単体でつくられたのではないことが良く分かります。

ここが入り口。建設当時はこのような周壁が建築物全体を囲んでいました。
中にはいると、柱の並ぶ廊下(柱廊)があります。ここを抜けると、階段ピラミッドが見えてきます。
ジョセル王の階段ピラミッドは、ギザの3大ピラミッドより古いものですが、それまでの日干しレンガとは違い、石灰岩が使われたためか、保存状態は良いです。

長方形のマスタバ墳墓(長方形の大きな墓)が4段積み重ねられ、さらに増築され、6段になりました。

中庭側から見たヘブ・セド祭殿。
セド祭(王位更新祭)が行われた建物です。セド祭は王が即位後30年たったときに、神との結びつきを強めるため行ったとされています。

葬祭殿の正面:
階段ピラミッドの北側にあります。葬祭殿は、王の葬儀や礼拝のために建てられたものです。

ナイロメーター:
少し記憶が曖昧ですが、この複合建築内に、下に降りて行く階段があり、その先にあったのがこのナイロメーターです。たびたび氾濫したナイル川の水位を監視するためのものです。

複合建築の様子が良く分かるピラミッドコンプレックス。傷みが激しい部分もありますが、紀元前約2600-3000年位のものが残っていることがすごいですね!

・赤のピラミッド
ダフシュールにあり、スネフル王が建設したといわれています。

現存する真正ピラミッドとしては最古です。使用している石が赤みがかっているため、この名がありますが、本来はこの上に化粧石がありました。中に入るための階段は、しゃがんでの移動なので結構きついです。においがすごいので、マスクを持って行かれる方がいいかもしれません。中に入ると、内部の石の赤さと、見上げた時、石が階段状になっているのが印象的でした。

・屈折ピラミッド

こちらもダフシュールにあり、スネフル王の建設と考えられています。

文字通り途中で屈折しているのですが、建設途中に角度を修正した(下部は52°、上部は約43°)ため、このような形になりました。

角度修正は、地盤が不安定なため地盤沈下が起こった、傾斜が急すぎて石の重みを支えきれなかったなどの説があるようです。