2016/12/26

海外で日本の電化製品は使える?変圧器は必要?2つのチェックポイント

日本電化製品海外で使うためには、以下の2つの条件を満たす必要があります。

コンセント形状が合うか

電圧が合うか

海外旅行ビギナーさんにも分かりやすく説明していくと…

・コンセント形状が合うか

日本の電化製品の差込プラグは、豚の鼻のような形(A型)になっていますよね。
これを差し込むためには、コンセント(プラグ受け)が同じ形になってないと入りません。
そのまま差し込むことが出来る国は、カナダ、グアム(グアムは一部A型以外もあり)や南米の一部の国位しかありません。

では入らない時はどうするか。写真のような形で、差込プラグの形を変えるジョイント(変換アダプタといいます。)を買ってくっつけると、コンセントに形が合うようになります。(図の黄色□の部分)
各国のコンセントの形は様々です。訪問国の形状を調べてみて、必要な変換アダプタを用意していきましょう。(写真はO型。ハの字の形になっている。)
一部の国の中級以上のホテルでは、洗面台横のひげそり用のコンセント(プラグ受け)だけ、数種類の差込プラグに合うようになっていることもありますが、あまりあてには出来ません。

変換アダプタは1種類だけだと安いものは数百円台からあるので、訪問国の形状のものを用意して持っていきましょう。

O型、B型、C型など、数タイプがセットになっているものや、マルチプラグといって色々な型に合うように出来ているものもあります。

・電圧が合うか

日本の電圧は100V。世界的に見ると、220-230Vの国が多く、そのまま使えるのは、カナダ(110V)、アメリカ(120V。 ドライヤーなどは長時間はだめ、加熱の危険あり。)、韓国(110Vなのは一部の地域のみ)位です。

ではコンセント形状だけ合わせて差し込むとどうなるか。

壊れるか、最悪発火するかもしれません。危険です。電流を水とすると、電圧は、水を送るポンプ。

220-240Vの国では、電気を送る力が強く、日本の電化製品をつなぐと、多量の電気が流れてしまいます。

基本的には、220-240Vの国で使うには、変圧器(安いもので3000円弱位から)が必要です。
ただし、既に変圧器にあたるものが製品にくっついているものがあります。それが携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、パソコン、デジタルカメラ、ひげそりの充電器やACアダプター。

○印を入れたところを参考に、ご自分の製品をチェックしてみてください。
100-240Vと書かれていれば、後は差込プラグの変換アダプタを持っていくだけで、海外で使うことが出来ます。100Vと書かれている場合は、220-240Vの国で使うことが出来ません。

また、USB端子で充電するデジタルオーディオプレーヤーなどは、コンセントで充電したいときに使うアダプタが売っていますが、このアダプタに100-240Vと書かれていれば、海外で使うことが出来ます。


どうしても使用したい製品がある場合は、マルチプラグや変圧器持参で行くなどするしかないと思います。

またはドライヤーや湯沸かしポットなどは、海外・国内両方で使うことのできるものが販売されています。(この場合も変換アダプタ―は必要)

各国のコンセント形状と電圧をまとめてみました。ご参考までに。

各国のコンセント形状と電圧
コンセント形状 電圧
アメリカ A 120V
カナダ A 110V
フランス C,SE 220V
イギリス BF 240V
スイス C 220-230V
イタリア C 220V,125V
ドイツ C,SE 230V
スペイン C 220V
スウェーデン B,C 220V
デンマーク B,C 220V
ノルウェー B,C 230V
フィンランド C 220V,230V
トルコ C,(B,B3,SE) 220V
エジプト C 220V
オーストラリア O 220V,240V
ニュージーランド O 230V,240V
グアム Aが多い 110-120V
インドネシア、バリ C 220V
中国 B,C,Oが多いが7種あり 220V
韓国 A,C,SE 110V,220V
フィリピン A,C,O 120V,230V
インド B3,C,(BF,B) 220-240V
カンボジア A,C 220V
シンガポール BF 230V
タイ A 220V
台湾 A,O 110V
香港 BF 220V
ベトナム A,C 220V
*数種類のコンセント形状を持つ国や、ホテルの部屋ごとにコンセント形状が違う国もあります。電圧も地域により異なる国もありますので、訪問国が決まったら、その国の事情をガイドブックなどでさらに調べてみてください。

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