そんな神秘的で不思議な家が、ガウディが改築したカサ・バトリョ。スペインのバルセロナに行く機会があれば、ぜひ見学してみてください。
外観からして何だか、マーメイドの海の城のよう…。Cocoruuにはバルコニーもゆらゆら揺れるクラゲに見えます。(^-^)
波打つ外壁は色モルタルに色ガラスや円形タイルを貼ってあるのですが、円形タイルの位置については、ガウディ自ら現場に出向き、左官に指示するという徹底ぶりだったそう。
屋根には玉虫のような色のれんが、左上の十字架とその下の台座はガウディ特注の一点物の陶器製です。
1~2階をおおう骨のような部分はまるで、昆虫の外骨格のようですが、ガウディの図面に基づき、砂岩を掘ってつくられたものです。「骨の家」という別名もあるそうです。
この中央パティオ(中庭)は、吹き抜けになっていて、まるで自分自身が海の魚になったような気分になります。
ここは、エレベーターや階段に囲まれているので、暗くなりがちですが、内壁のタイルが濃い青(上階=写真左)→下階(淡い水色=写真右)になっていて、光を採り入れにくい1階が重くならない工夫がされているんです。
屋上にある煙突が波打っているのがユニークですね。煙のゆらめきを表しているともいわれます。
色モルタルの上にガラスとタイルが貼られています。
よくパンフレットにも載っている、オーナー階中央サロン。他の部屋もそうですが、「直線」や角張っているところが全くといっていいほど無く、ほぼすべてが曲線でつくられています。
扉や家具はガウディがデザインしたそうです。
窓上部の色ガラスも海の泡のようで、幻想的ですね。
天井の照明周りは貝殻のようにうずを巻いているのですが、これは現代ではコンピュータを使用して設計される「HPシェル」という構造だそうです。
色モルタルの上にガラスとタイルが貼られています。
よくパンフレットにも載っている、オーナー階中央サロン。他の部屋もそうですが、「直線」や角張っているところが全くといっていいほど無く、ほぼすべてが曲線でつくられています。
扉や家具はガウディがデザインしたそうです。
窓上部の色ガラスも海の泡のようで、幻想的ですね。
天井の照明周りは貝殻のようにうずを巻いているのですが、これは現代ではコンピュータを使用して設計される「HPシェル」という構造だそうです。
コンピュータのない時代に、自然界にある木、岩などあらゆるものの構造を研究し、採り入れたガウディだからこそ、このような設計が可能だったのではないでしょうか。
途中、もう一つの中庭に出られるところがあるので、見学しましょう。こちらの扉も曲面で出来ていてユニークですね。
屋根裏は、パラボラアーチの構造になっています。
途中、もう一つの中庭に出られるところがあるので、見学しましょう。こちらの扉も曲面で出来ていてユニークですね。
屋根裏は、パラボラアーチの構造になっています。
廊下にもパラボラアーチが採用され、まるで鍾乳洞の洞窟のようです。しかし、さすがにこれはちょっと狭く、歩きにくかったです。(^^;)
角度や壁の見かけは違いますが、屋根裏のパラボラアーチ構造は、カサ・ミラにも見られます。
角度や壁の見かけは違いますが、屋根裏のパラボラアーチ構造は、カサ・ミラにも見られます。
この階段は、手すりや階段の内側のねじれがとても特徴的で、Cocoruu はすっかり気に入り、写真を撮ってもらいました。
カサ・バトリョは、本来地下1階+地上5階の建物だったものをジュゼップ・バッリョーの依頼でガウディが6階建て、屋根裏付きに増改築したものです。
工期は1904-1906年です。前回の記事で紹介したガウディの2年後の作品、カサ・ミラではさらに進化していき、装飾がおさえられ、建物自体で自然を表現しようとしています。
わずか2年後につくられた、この2つの作品の違いと共通点を見比べてみるのも面白いと思います。
カサ・バトリョは、本来地下1階+地上5階の建物だったものをジュゼップ・バッリョーの依頼でガウディが6階建て、屋根裏付きに増改築したものです。
工期は1904-1906年です。前回の記事で紹介したガウディの2年後の作品、カサ・ミラではさらに進化していき、装飾がおさえられ、建物自体で自然を表現しようとしています。
わずか2年後につくられた、この2つの作品の違いと共通点を見比べてみるのも面白いと思います。
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