2016/10/12

カルナック神殿の広さと、ルクソール神殿のライトアップを味わおう!

エジプに有名な神殿、遺跡は数多くありますが、Cocoruuは勉強不足で、ツアーで訪れるまで、カルナック神殿がこんなに広いものだと分かっていませんでした。

とにかく広い!何だかいくつかの建物をくっつけた感じもします。

それもそのはず、カルナック神殿のうち、最も大きなアムン大神殿は、歴代のファラオが、アムン神のために神殿やオベリスクなどを寄進していったもの。そのため増設されて建物が大きくなっていったのです。

アムン神は、もともとは地方(テーベ地方)の神様だったのですが、太陽神(ラー)と結合し、最高神になりました。

数千年前の当時は、カルナック神殿には鮮やかな彩色がされ(現在も一部きれいな色が残っています)、お供え物がされ、盛大なお祭りも行われていたそうです。

ちなみに神殿とは、(人間が住むための建物ではなく)特定の神や神々が住む場所で、神への儀礼やお供えなどを行ったところです。神はその見返りとして、王や民衆に安定や秩序を約束したとされています。

カルナック神殿にはアムン大神殿以外にも、ムート大神殿、モンツ大神殿がありますが、一般公開はされていません。

カルナック神殿の入り口まで、スフィンクス参道が続いています。当時はルクソール神殿からここまでのびていたそうです。
第1塔門を抜けると、第2塔門の前にラムセス2世の巨大な像が立っています。この巨像は2体あるのですが、うち1体は、ピネジェム1世がのちに名前を書き換えさせたため、ピネジェム1世の巨像になっています。
第2塔門のすぐ右側には、ラムセス3世の神殿があり、内部には立像が並んでいます。(後から自由行動中に見た部分です。)
第2塔門を抜けると、大列柱室があります。太さ、高さとも、柱自体の存在感がものすごいです!中央参道に沿っているのものが一番高く、高さは約23mもあります。
列柱室はいくつかあり、下の写真の最上部にあるように、柱のすぐ上に、カルトゥーシュ(王の名を刻んだヒエログリフ)が残っているものもあります。また、柱のデザインもことなり、柱の上部(カルトゥーシュのすぐ下にある部分、パピルスの花をあらわしている)が開いているものとつぼみのものとがあります。
この近くにはこんなレリーフもありました。(詳しい場所は忘れてしまいましたが)
第3塔門を抜けるとトトメス1世のオベリスクがあります。そのまま進み第4塔門を抜けた所には、ハトシェプスト女王のオベリスクもあります。写真はハトシェプスト女王のものです。
第4塔門を抜けさらに第5塔門へと進むことも出来ますが、一旦それて第3塔門と第4塔門の間を抜け、聖なる池に向かいます。

途中にハトシェプスト女王の倒れたオベリスク(2つ立っていたうち一つが倒れたもの)が置かれています。こちらの方が多くの文字や絵が刻まれています。
下の写真は聖なる池と、その近くにある、大スカラベです。スカラベの周りを反時計回りで7周すると願いがかなうと言われています。
聖なる池を正面に見ると、右手に第7塔門があります。第7塔門の前にも像が並んでいます。
再び戻り、第4塔門、第5塔門を抜け進んでいくと、トトメス3世祝祭殿が見えてきます。ここは柱の彩色がだいぶ残っています。当時はどんなに美しく彩色されていたのでしょう、見てみたい気がしますね。

ルクソール神殿は、カルナック神殿にあるアムン大神殿の付属神として、建設されたものです。夜になるとライトアップされて、とてもきれいです。

第1塔門にはラムセス2世の座像と立像があり、オベリスクもあります。オベリスクの片方(右側)は、なんとパリのコンコルド広場にあるそうです。(パリにプレゼントしたとガイドさんはおっしゃっていました。)
中に入るとラムセス2世の中庭があります。

写真はアップで撮ったものですが、実際は円柱と像が交互にいくつも並んでいる感じです。
さらに進むと、列柱廊、アメンホテプ3世の中庭が見えてきます。写真はアメンホテプ3世の中庭からみた列柱と第2塔門です。
列柱の上の部分がつぼみの形になっているものもあります。
エジプトは魅力的な国。ほんとうにたくさん見どころがあります!

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