2016/08/31

本場スペインのタブラオでフラメンコを楽しもう!2か所のタブラオを一気に紹介

スペインといえばフラメンコツアーラメンコショーと、友人と、個人的にタブラオに見に行った2回のショーについて、率直な感想を述べたいと思います。

とにかく、ショーの間中、カスタネットの音、靴音、ギターの演奏、歌、手拍子、掛け声などが響き、これらが、激しくすばやい動きとかさなり、すべてが一体となって完成されていきます。
その世界に、どんどんひきこまれてしまいます。踊り手と演奏者と歌い手が互いにショーを盛り上げていくのが圧巻です。また、手拍子をうながしてくれるときは、観客も参加してよいです。

踊りには多くのものがありました。

男女ペアとなって踊る、情熱的なもの。
女性二人や、複数で動きをそろえて踊るもの。
カスタネットのリズムを特に強調した踊り。
難しいステップをふみながら、人生の喜び、悲しみ、そのすべてを情熱的に表現したものも。踊りが深まるにつれ、踊り手の表情がまるで別人のようになっていきました。その表現力に見入ってしまいます。
男性の踊りもありました。つやがあるというか、情熱的で男性の色気を感じてしまいます。
背景をあまり知らないため、気づかなかったものもあるかもしれませんが、比較的ストーリーが分かりやすい踊りもありました。

表情や手の動き、ステップという、体全体を使った表現がすばらしいです。

衣装もカラフルで、踊りに応じて揺れる裾やフリルの部分が動きを強調し、ダンスをますます素敵に演出してくれます。
カスタネットのたたき方ひとつとっても、さまざまなバリエーションがあるようです。短くリズミカルに切るように、連続して流れるようにと、ギターとからみつつ、演奏を作っていきます。
ステップも実に多様です。素人には細かな違いは分からないですが、そこから出る靴音が様々に違い、掛け声と相まって、演奏をさらに盛り上げてくれます。
一人が前にでて、ソロとして踊っている間にも、後ろに控えている人たちが手拍子、掛け声を入れ、全員でショーを演出します。
フラメンコのギター演奏では、一度に弦をまとめて鳴らすのが特徴的です。もともとは手拍子だけで演奏されていたものが、19世紀になってから、ギターが取り入れられるようになりました。

ツアーに含まれていたフラメンコショーも、個人的に見たタブラオ(バルセロナのコルドベス)もどちらもすごくよかったです。

しいていえば、ツアーの方が少し、観光客向けの要素が強めで、個人的に見たタブラオの方が、地元の人もくるのかなあと感じました。また、後者の方がストーリーが分かりやすかったです。

バルセロナのフラメンコショーの予約は、思い付きでしたので、当日の昼過ぎにしました。当時はクレジットカードが使えず、両替をして現金で払いました。今は日本でネット予約できるショーも多いですね。

最初Cocoruuと友人は、音楽コンサートを検討していたのですが、折角スペインに来たのだから、2回目になるけど、フラメンコショーにしようということになりました。フラメンコショーにして大正解でした。

*写真は2か所のタブラオで撮ったものが混在しています。

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