2016/09/14

カカドゥ国立公園-遊覧飛行とクルーズ両方楽しもう



カカドゥ国立公園(Kakadu National Park)は、オーストラリア北部(地図○印)にある、オーストラリア最大の国立公園です。
面積はなんと19800平方キロメートル以上で、ユネスコ世界遺産(複合遺産)に指定されています。

カカドゥ国立公園は、クルーズと遊覧飛行の両方を楽しむのがおすすめです。陸からと空からでは、また違った表情を見せてくれます。

前回の記事で紹介した、ジャンピングクロコダイルクルーズの後は、カカドゥ国立公園にて、30分のシーニックフライトに参加しました。
いかにも熱帯雨林という感じの、木々が密集した地帯。

こちらは熱帯雨林の中に、池のように水がたまっているのが見えます。

まるで、山脈のようになっている地形もあります。

蛇行した川も見ることが出来ました。

断崖になっている部分と、そこを流れる滝。
こうやってみると、本当にカカドゥに様々な地形があることがわかります。とてもユニークで興味深いですね!
すべてが熱帯雨林でおおわれていると思っていましたが、テーブル状のところは岩がむきだしになっている部分もあって、実際に見ると一様ではなく、興味深かったです。

翌日は、クルーズの前に、宿泊施設から車で20分ほどの所にあるノーランジーロック(Nourlangie Rock)のロックアート(壁画)を観賞しました。
この場所は、数千年前にその土地に住んでいた人々が、シェルターとして使っていたとされ、その時にロックアートを残したとされています。

動物や人が描かれているのですが、現代の絵に近いもの、レントゲンのように肉体と骨格の両方のラインがあるもの、細いラインを中心に描かれているものなど様々です。

カカドゥ国立公園のウビルー(Ubirr)という地域には、オーストラリアの先住民アボリジナルの先祖が20000年前に描いたと信じられているロックアートも残されています。

これらの文化的価値と独特の地形、自然やそこに生息する動物など合わせて世界遺産に指定されているのですね。

ダーウィン発のツアーに参加すると、ワラジャンカルチャーセンター(Warradjan Cultural Center) などで、アボリジナルの人々の自然と共に生きる暮らしなどに触れる機会があります。

現代文明にどっぷり使っていると忘れてしまう、生きる知恵や、自分たちも自然の一員であるということを思い出させてくれます。

カカドゥ国立公園の湿原を行くハイライトクルーズ、イエローウォータクルーズ(Yellow Water River Cruise)。
ちなみに雨季と乾季で出発地点が違うそうです。Cocoruu達は雨季に参加したのですが、乾季だとしばらく歩いてから船に乗るそうです。

クルーズでみるのはカカドゥの湿地帯なので、シーニックフライトの時とはまた違った風景を見られます。

雨季なので随分大きな木が川の水に使っている様子も見られます。

いかにも湿原らしい、アシ(ヨシ)のような植物もみられますし、ハスのなかまも見られます。
湿地帯にはワニも住んでいますが、餌付けはありませんので、ジャンピングクロコダイルクルーズほどは目立たずに暮らしています。

たくさんの鳥も見られます。写真はハスの上を歩く鳥、ジャカナ。
他にもジャビルー(セイタカコウ)やブロルガ(オーストラリアツル)なども見られます。

他の記事ですでに何度か紹介していますが、Cocoruu達は格安航空券+ホテル+現地ツアーの組み合わせで旅行しました。

ダーウィンからは、2泊3日の現地発着の英語ツアーに、事前予約して参加しました。

カカドゥ国立公園観光の起点となるダーウィンは、日本からの直行便はなく、シドニーやケアンズ、アデレードに比べるとパッケージツアーも少ないですが、オーストラリアの自然大好き!な方には、一押しエリアの一つです。

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