2016/09/16

オーストラリアのノーザンテリトリーにあるキャサリン渓谷(ニトミルク国立公園)をクルーズしよう

オーストラリアのダーウィンに来たなら、キャサリン渓谷ニトミルク国立公園)のクルーズ(ダーウィンから244 km南東にある)もぜひ行きましょう。前回の記事、カカドゥ国立公園と並んでおすすめです。

2時間たっぷり、渓谷の自然を味わえます。(4時間のクルーズもあるようです。)

クルーズなので、基本は乗っているだけなのですが、途中、しばらく歩いて別の船に乗り換えたり、船をおりて、アボリジナルロックアート(先住民アボリジナルが残した壁画)を見たりと、探検気分が味わえて楽しいです。

ツアーでは、クルーズの前にニトミルク・ビジターセンター(Nitmiluk Visitor Centre)を訪れました。ここには国立公園の植物、動物や地形の形成についての、模型やイラストが展示されています。Jawoynの人々の手作りのクラフトも購入できます。

クルーズの後に訪れる場合もあるようです。

いよいよクルーズスタート。
最初は熱帯雨林が多いですが、しだいに断崖絶壁が見えてきます。
日陰になっている部分を中心に木が生い茂っています。途中、浅瀬になっているためか、船を乗り換えるために川岸をしばらく歩くのですが、これがなかなか楽しかったです。
船を乗り換えさらに進んでいくと、両側に絶壁がせまってきます。
岩の間から水が流れ落ち、滝のようになっているのを見ることが出来ます。ちょうど虹がかかっていて、写真にとることが出来ました。
木々にとまっている鳥も見えました。
帰りは、途中で船を降り、アボリジナルのロックアートも観賞できました。
人や動物が独特のタッチで描かれています。ロックアートは、エアーズロック(ウルル)でも見ることが出来ますが、ダーウィンでは、より多様な、様々な時代のものをたくさん見ることが出来ます。

ところで、ロックアート観賞後、船を乗り換えるため、最初の船に戻ってきたCocoruuと友人。な、なんとスナック菓子が何者かに食い荒らされている!

実は、後で戻ってくるからと、未開封のスナック菓子袋を、最初の船に置きっぱなしにしていたのです。それが、開封されたうえ、船の床に散乱していたのです。

最初は大きい動物のせいかと思ったのですが、どうやら鳥のよう。カラスのように頭のいい鳥が、スナックの袋=食べ物だと学習していた様子。

結局一口も食べられず、がっかりでした。

クルーズのあと昼食をとり、その後レリン(エディスフォールズ,Edith Falls)へ。
ここは滝のふもと、つまり滝壺なのですが、自然にできたプールのような感じで、泳ぐのに適しています。といっても、Cocoruu たちは泳ぎませんでしたが。1時間とってくれました。

ダーウィンに戻ってから時間がある場合は、アクアシーン(魚の餌付け,Fish Feed)はいかがでしょう。公式サイトaquascene.comで検索すると、英語のページが見られます。FISH FEEDINGをクリックすると、餌付けの時間帯を調べることが出来ます。

時間帯は限られていて、朝と夕方、もしくはそのどちらかです。休みの日もあります。有料です。餌(パン)に大量の魚が水しぶきをあげてやってくる様は、なかなかの迫力です。ダーウィンの町なかから歩いていけます。
時間に余裕があれば、いってみると面白いと思います。

ダーウィン地域について、知っておいてほしいこと:

エディスフォールからダーウィンに戻る途中、戦没者の墓(Adelaide River War Cemetery)で停車しました。
Cocoruu達は、ここを訪れるまで知らなかったのですが、英語の案内パンフレットによれば、この土地ダーウィンは、第二次世界大戦中、日本軍による攻撃を受けたと書かれていました。

2年間に、日本軍による64回もの空爆を受け243人が亡くなっているそうです。

ツアーではとくに反日感情を感じたわけではないし、オーストラリアのスタンスも、責めるというよりは、知っておいてほしいということのようですが、ダーウィンを訪れるときに、心に留めておくべきことだと思います。

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