2016/10/19

中世晩餐会にハイランドダンス-イングランド&スコットランドの夜を楽しもう!

イングランドスコットランドの夜の楽しみ方として、Medieval Banquet(中世晩餐会)とハイランドダンスショーエディンバラ)を紹介したいと思います。

・Medieval Banquet(中世晩餐会)
ミディーヴァル バンクウィット=中世晩餐会は、中世のヨーロッパの王族などが、お祝いやお客様を迎えるために催した宴会のことです。料理もさることながら、演奏や歌などのエンターテイメントもとても充実していたようです。

中世に戻った気分で、この晩餐会を楽しめるレストランがあります。
Cocoruuたちは、ツアーのオプショナルで参加しました。メモによれば、場所はコヴェントリー(Coventry)にある、Coombe Abbey Banquet Hallでした。

当時ここのレストランでは、わざと明かりを真っ暗にして、料理がサービスされました。
あとで明るいところで見ると茶褐色だった陶器は、暗闇で見たときは、真っ黒な食器に見えました。
真っ黒な食器に何か食べ物が。当時にならって、手づかみ&ナイフで食べるのですが…。

え、これ、な、何の肉?骨がついてる。これは…?
そういえばなんか、飲み物も変な味??ぎゃあ~

あとで明かりがつくと、何のことはない、チキンの手羽先でした。飲み物は赤ワインだったと思います。

でも、先入観って怖いですね。ワニやカエルの肉でも出たかと思いました。そのあと、ハニーミードというはちみつで出来たお酒なども出され、メモによれば、計4品の食事が出ました。

その後、ショーがはじまりました。中世の服装をした人達が現れ、歌に演奏。
英語が良く分からないので、内容がわかったらもっと楽しめたのにと、ちょっと残念でした。

ショーでは年配の女性が多かったのですが、一人若くてきれいな女の人がいて、おじいちゃんがこの方に色目をつかうけど、女の人は無視して歌い始めるってところは、英語分からなくても理解できて面白かったです。
最後はお客さんも一緒にピアピアピアノ~とか、オッパオッパオッパッパ~とか歌いながら楽器演奏の真似をして、みんな笑いながら大盛り上がりでした。

Cocoruuはずっと後で知ったのですが、『I am the music man』という、歌いながら楽器演奏の真似をする歌があるそうです。

今では日本でも『英語であそぼ』でとりあげられ、知っている人も多いかもしれませんが、当時はコンチキツアーメンバー(ヨーロピアン、北米、オセアニアがほとんどで、英語が出来る人が多かったけど)みんな知りませんでした。

マザーグースの歌の中にあるそうで、当時からイギリスではみんな普通に知っていたようです。

写真のツアー参加者のうち、2人がかぶっている派手な帽子は、中世の王子様風??
ショーを見るお客さんも、中世の格好をして来てオッケーのようでした。
ロンドン近郊などでも中世の宴会が楽しめるショーレストランがあります。

また、ラムレイ城(lumleycastle)でも中世晩餐会(不定期だが金土日の夜が多い)や、その他イベントが開催されています。ラムレイ城はニューキャッスル・アポン・タイムからダラム方面の列車で、チェスター・ル・ストリート駅下車。タクシーで5分です。

・ハイランドディナーダンスショー(エディンバラ)
ショーでは、最初にバグパイプの構造と演奏方法を紹介してくれました。スコットランドで良く使われるのは、グレート・ハイランド・バグパイプと呼ばれるものです。

バグパイプはバッグ+パイプの意味で、バッグ(袋)の部分は羊(または牛)の皮で出来ています。また、説明を受けてから聞いてみると良く分かるのですが、バクパイプは低音のボォーン(単音)という音とメロディーが同時に出るという、まるで1人2役のような楽器です。

空気を吹き込みつつ、袋の部分を脇で抱え、パイプに空気を送り込む。そうしながら、メロディーの部分を両手の指を使って演奏する。

その間も低音を担当する上に突き出たパイプが、音を出し続ける。(写真はスコットランドに入った時に撮ったものです。バグパイプの演奏と、正装の衣装にも注目です。)
聴く方はいいですが、演奏は難しくて大変そうです。(^_^;)

ハイランドダンスは、バグパイプの音色に合わせて、片方の足でジャンプしながら、もう片方の足を延ばしたり曲げたりする、リズミカルな動きが特徴的なダンスです。
そこに手を高く上げる動きも加わります。演奏に合わせてジャンプしつつ、少しずつ回転していったりという動きもあります。

十字におかれた剣の上を、剣を踏まずに踊る、難しいハイランドダンスもあります。かなり速いテンポで踊ってくれたので、すごかったです!

ディナーに出されたハギスはスコットランドの名物料理で、羊の内臓をミンチにしたものを、羊の内臓に詰めて茹でたものです。Cocoruuが食べた時は、ちょっとプチプチ感のあるスパイシーな何かの肉のハンバーグだな、って思いました。

Cocoruuの友人はアレルギーが出てしまい、みるみる腕に発疹が。かゆがっていましたが、気分が悪くならなくてまだよかった。内臓系にアレルギーのある方は要注意かもしれません。

写真はプロのダンサー(中央)と一緒にお客さんもダンスを楽しんでいるところです。
バグパイプ演奏をされていた方ですが、こちらの服装もスコットランドの民族衣装のようで、旅行中何度か目にしました。
こちらも、ツアーのオプショナルで参加しました。

イギリスの旅行で、民族舞踊などのディナーショーを初めて観賞したのですが、日中の旅行とはまた違った趣があって、とても楽しい経験になりました。

それ以来、結構はまってしまい、各国に行くたびに、いろいろな国の民族舞踊ディナーショーを観賞しています。

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