2016/10/31

サンマルコ寺院、ドゥカーレ宮殿、サンマルコ広場周辺は見どころいっぱい

ベネチアの町自体がまるまる観光地といえますが、まず見逃せないのが、サンマルコ広場周辺です。

サンマルコ広場は、奥行き157m、幅82mの広さがある空間。
この広場を囲んで、サンマルコ寺院ドゥカーレ宮殿、コッレール博物館などがあります。たくさんの商店や、カラフルな椅子もならんでいて、Cocoruu達が行ったときには鳩がすごかったですが、観光客も大変多く、ベネチアで最もにぎわっている場所といえます。
また、ドゥカーレ宮殿裏にはため息橋、サンマルコ小広場に出る途中には大鐘楼(カンパニーレ)やもあり、広場周辺は見どころが満載です。

今回の記事では、サンマルコ寺院、ドゥカーレ宮殿、ため息橋について書きます。

Cocoruuの中で一番印象が強かったのが、サンマルコ寺院(向かって右側は修復中)です。
特に寺院正面のガラスモザイクが非常に美しくてびっくりしました。

写真で見るとどうしても普通の絵画に見えてしまうのですが、近づいてみると、小さなガラスがいくつも埋め込まれていて、それが太陽の光をうけて1つ1つきらきらと輝いているんです。

とくに金色のガラスの輝きはひときわ美しく、ガラス細工のよさが前面に出ていると思います。写真は寺院正面中央のモザイクです。
寺院内部の写真撮影は出来ませんが、内部もモザイク画で埋め尽くされています(特に壁の上部)。また、ドーム状になっている部分(クーポラ)もモザイクで出来ていて、とても豪華です。

また、別料金ですが、「パラ・ドーロ」(祭壇の後ろにある飾り)は高さ1.4m幅約4mの金色の祭壇画で、多くの宝石(真珠、エメラルド、アメジスト、ガーネット、ルビーなど)で飾られたサンマルコ寺院最大のお宝。とても豪華です。

ドゥカーレ宮殿は、白とピンクの大理石で作られていて、サンマルコ小広場にも面しています(現在の入場口は大運河側)。

よく見ると、直方体型の大理石を並べて、ひし形の模様を形作っています。

ベネチアン・ゴシック建築で、とてもおしゃれな外観です。

白とピンクの色合いは可愛らしいですが、自然な色合いを生かしているので、優しい感じです。

大運河側の入り口を入ると、中庭が見えます。
ここにある井戸はなんと、ブロンズで出来ているそう(写真左下)。向かって右側の階段を上がります。階段を上りきったところに見える、翼の生えたライオンはベネチアを象徴しています。
2階の回廊を抜け、3階に向かう階段が、必見の「黄金の階段」。
この階段の天井のドーム型のしっくいは黄金で飾られているのです!とっても豪華で印象的でした。

4階には、イタリア人画家のティツィアーノやヴェロネーゼ、ティントレットなどの傑作が展示されています。

内部はとにかくキンキラキンという感じなのですが、ひときわ豪華なのが、3階の大評議会の間です。
たて54メートルよこ25メートルという広大な空間なのに、柱が一本もないので、ますます広がりを感じさせます。

その上、天井一面に、金色の額で縁取られた多数の絵画があり、まさに圧巻といえるでしょう。天井の絵画の中で、代表的なのがヴェロネーゼの最後の作品『ベネチアの勝利』です。

この広間の正面の壁一面を覆っているのが、ティントレットの『天国』で、世界最大の油絵だそうです。

広場の正面の左側にある入り口を入ると、ため息橋に続いています。
この橋は、ドゥカーレ宮殿から牢獄につづいている橋で、ドゥカーレ宮殿で有罪判決を受けた人がここを通っていきました。この世との別れにため息をついてここを渡ったことからこの名がついているそうです。

美しいベネチアの町。サンマルコ広場周辺だけでも、とても見ごたえがありますよ。

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