2016/11/11

息をのむ美しさに感動!ソグネフィヨルドクルーズ

ソグネフィヨルドは、ヨーロッパ本土の中で最も長く、深いフィヨルドです。

長さは204kmあり、世界でも最大級です。周囲の山々は1700mもの高さがあり、水深は一番深いところで約1300mです。

単に規模が大きいだけでなく、移動途中の風景も非常に美しいです。今回はこのソグネフィヨルドをたっぷり紹介したいと思います。

ソグネフィヨルドは、ノルウェーにある代表的な5つのフィヨルドの中でも、アクセスがよく、1年中観光可能な唯一のフィヨルドで、人気が高いフィヨルドです。

ソグネフィヨルドクルーズのパターンとしては、

1. ベルゲンから日帰りする

2. オスロからベルゲンに移動しながら、観光する

3. ベルゲンからオスロに移動しながら、観光する

上記が代表的です。

Cocoruuと友人は、3番目のパターンでフィヨルドクルーズを楽しみました。

ベルゲン→(鉄道約75分)→ヴォス→(バス1時間半弱)→グドバンゲン→(フェリー=クルーズ約2時間)→フロム→(フロム鉄道約1時間)→ミュールダール→(鉄道約5時間)→オスロ

上記のルートです。※記事終わりに詳細

ベルゲンからグドバンゲンに向かう鉄道やバスの窓からは、次々に美しい風景を望むことが出来ます。途中で短時間停車してくれるところもあるので、景色を眺めたり、写真撮影もしやすいです。

残雪のある山と、水面にうつる森や家々が美しいです。
途中の停車地だったと思いますが、刻一刻と移り変わっていく風景。どれも美しく、見逃せません。
バスは途中、急なつづら折りの山道を登っていきます。写真はスタルハイム渓谷です。夏の間は、頂上にあるスタルハイムホテルに停車するので、下車して写真が撮れますよ。
切り立った山々にその間を流れる川、高いところから見るとまさしく絶景です。

途中に見える滝をとったものです。
家々もかわいらしい色合いで、それが周辺の風景にとてもマッチしていて、絵になります。
フィヨルドクルーズに使われるフェリーは地元の人の足でもあるので、わりと大きめです。陸に近づくにつれて、船首を持ち上げていく様がユニークでした。乗用車も輸送できるカーフェリーだったと思います。(写真は下船時にとったものです。)

ちなみにここで、フィヨルドがつくられる過程を簡単に説明すると…。

今から約1億年前までの氷河期に、氷河(雪が固まりとけないまま、ふもとに向かってゆっくり流れていくもの)が山肌を削り、谷(U字谷)がつくられました。

氷河期が終わると、このU字谷にあった氷河は溶け、また世界中の氷が溶けることで海水面が上昇して、谷の部分に海水が入り込んだのです。

この海水が入り込んだ部分をクルーズしているわけです。

そうやってあらためてみると、周辺の山々が切り立っているのが(氷河によって削られたので、断崖絶壁になっている)良く分かると思います。
本当に、独特の地形で、とても美しいですね。
水面と家々、その向こうの山全体が、1つの風景となって目に入ってきます。
フェリー内でも食事をとることは出来ますが、フェリーの到着地フロムの村には、レストラン、カフェ、みやげ物店、フロム鉄道博物館などがあります。

また、観光案内所では、機関車型のバスや、ハイキング、カヤックなどのアクティビティを申し込めます。Cocoruuが行った当時よりも充実しているようですよ。

こちらがフロム鉄道です。ミュールダールまでの約1時間、車窓から素晴らしい風景を眺めることが出来ます。
山々とそこから流れ出る川が美しいです。夏だったので水量も豊かです。
途中にはこんな風景も眺めることが出来ました。
Cocoruuの旅行当時は見られなかった気がしますが、途中落差93mのショースの滝の前で停車してくれて、しぶきがかかるほど間近で滝を見られるそうです!必見ですね。

妖精の格好をした女性も現れ、音楽に合わせて歌ったり踊ったりしてくれるそうですよ。

※今回のルートは、「ノルウェーインナットシェル」という周遊パス(ルート上の、バス、フロム鉄道、鉄道が料金含まれる)を利用したものです。

Cocoruuたちは、当時は今ほどインターネットが普及していなかったこともあり、ノルウェーで1週間の余裕を見て、現地に入ってから、ソグネフィヨルドとガイランゲルフィヨルド観光を手配しました。

いくつかの観光案内所や現地旅行会社をまわる羽目になり結構大変でした(今はもう少し簡単に手配できるかもしれませんが)。

今はこのチケットが事前にとれますので、ネットで購入しておいた方が安心かもしれません。直接購入するならフィヨルドツアーズ(fjordtours)英語サイトです。

英語が不安な方は、日本の各旅行会社を通して購入できます。

ネット購入は払い戻しが出来ないようですのでご注意ください。

周遊パスなので、ガイドさんはつきません。自分で次の交通機関に乗り継がなくてはなりませんが、案内看板などを注意して確認すると、思ったよりは分かりやすかったです。

また、夏のシーズンは、観光客が多いので、観光客についていってもたどり着きます(もちろん正しいか確認しつつ、ついて行ってください)。

すでに記事に書いたガイランゲルフィヨルドも、深いエメラルドグリーンの水の色が美しく、また違った風景が楽しめます。

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