壁一面の美しいブルータイルと異次元のお宝に圧倒される トプカプ宮殿

トルコイスタンブール。西洋圏・アジア圏に旅慣れた人であっても、ここに一歩足を踏み入れた途端、その異国情緒あふれる街のとりこになるでしょう。

見どころがいっぱいのイスタンブールですが、今回は、トプカプ宮殿を紹介します。

トプカプ宮殿は、15世紀中頃から20世紀初めにかけ、絶大な権力を持っていたオスマン朝の支配者の居城として建設されたものです。

メフメット2世により1460年代に建設が開始され、その後のスルタンにより増築されたため、敷地はなんと約70万平方メートルもあります。

トプカプ宮殿の庭園は、正直に言って、ヨーロッパの庭園と比べるとそれほどではないです。どちらかというと公園のような感じです。

十分な時間がある場合は全体的に見てまわるのもいいですが、やはりハイライトはハレム宝物館。個人的意見ですが、まずはこの2か所を重点的に観光されるのがおすすめです。時間的に可能なら、バグダット・キョシュキュもブルータイルが美しく、とてもおすすめです。

ハレムは一部のみが公開され、見学できるのは20部屋くらいですが、それでも必見ポイントです。

・皇帝の間
ハレムの皇帝の間は、西洋の宮殿とはまた違っていて新鮮でした。シャンデリアも独特で、今までに見たことのないデザインでしたが、部屋にとてもマッチしていてすてきなんです。
柱の上部や天井の装飾もとても凝っていて、彩色も美しく、緻密に描かれた図柄にも圧倒されます。

・タイルの間
壁一面に張られたブルータイルのあまりの美しさに、みとれてしまいます。壁上部から天井に続く部分に描かれた模様もすてきですね。
こちらもタイルの間なのですが、このように壁一面にブルータイルが貼られ、その色合いの鮮やかさと柄の緻密さに驚いてしまいます。
・ムラト3世の間
金色の装飾や壁の細工がとても凝っていました。イズニック・タイルの濃いブルーも印象的で、タイルに書かれたアラビア文字も(文字が読めないものにとっては)まるで図柄のようにきれいです。

・アフメット3世の食堂
壁一面に花と果物の絵が鮮やかに描かれた部屋です。壁から天井へとびっしりと描かれている絵柄の緻密さと鮮やかさ。
この部屋も必見です。圧倒されますね!

・王子の部屋
どの部屋も入るたび、壁に貼られたブルータイルの美しさに見入ってしまいます。ステンドグラスも凝っています。

・バグダット・キョシュキュ
このエリアのイズニックタイルの美しさは、圧巻です。時間的に可能なら、ここも是非見ておきたいところです。

写真は割礼の間の入り口の壁なのですが、残念ながら、内部の撮影は禁止です。外側の壁のタイルもとても美しいですね。
また、ここにはイフタリエという金色の屋根の建物があるのですが、そこから見える景色もすばらしいです。

手前に見えるのが金角湾。その向こうには新市街も見渡すことが出来ます。

・宝物館

オスマン朝の異次元の秘宝を拝めるのがこの宝物館。残念ながら撮影は禁止だったのですが、あまりの大きさに、これが本物なのか、にわかに信じがたいほどでした。

有名な『スプーン屋のダイヤモンド』は、ディアドロップ型の86カラットという巨大なダイヤの周辺を、49個もの小さな(といっても十分大きいです)ダイヤがとりかこんでいるという代物。

『ターバン飾り』巨大なエメラルド(5×4cm)とルビー(直径3cm)、たくさんのダイヤと真珠があしらわれた超豪華なターバン飾り。こんなのをターバンに飾ったらとても重いのでは…と思うくらいです。

『トプカプの短剣』とっても残念だったのは、なんと!日本に貸し出し中だったのです。本来なら巨大エメラルド3個(重さは3kg、世界最大だそうです。)と、ダイヤがあしらわれた短剣がみられるはずだったのですが。

他にも、宝石の標準的な大きさの概念を覆すようなお宝が色々ありましたが、だんだん感覚がマヒしてきました。トプカプ宮殿見学の際には、ぜひ常識をくつがえす体験をなさって見てください。

・トプカプ宮殿のチケット購入について
Cocoruuが旅行した当時はなかったと思いますが、いくつかの博物館、美術館を訪れる場合は、5日間有効のミュージアム・パスが売られています。このパスでトプカプ宮殿(ハレムとアヤ・イリニも含む)を含む7施設に入場できます。

国立考古学博物館やトルコ・イスラム美術博物館、大宮殿モザイク博物館などで購入できるので、こちらで購入する方が、トプカプ宮殿入口のチケット売り場に並ばなくてすみます。

パスを買わない場合は、ハレムのチケットは宮殿に入ってからの購入で、シーズン中は行列に並ばなくてはならないようです。また、宝物館は追加チケットは不要のようですが、一定人数ずつの入場で、入場待ちの行列が出来、結構待たないといけない場合があるようです。最新情報はご確認ください。

ヨーロッパとアジアの架け橋といわれ、独特のイスラム寺院やスパイスの香りあふれるバザールに、かわいい雑貨。加えて世界三大料理のひとつで、おいしいものづくしのトルコ料理。世界遺産ともなった独特の文化を持つトルココーヒー。

魅力の尽きないトルコですが、今回は、トプカプ宮殿を紹介しました。既にいくつか記事を書いているので、よかったらご覧ください。