演奏と美しい動きの調和_世界遺産のバリ舞踊をウブド王宮で観賞しよう

バリ島の芸術・芸能の中心エリアとして、有名なウブド。魅力一杯の地域ですが、今回はウブド王宮で毎夜行われる伝統舞踊を紹介します。

Cocoruuたちが見た日は、”サダ・ブダヤ Sadha Budaya”グループによるもので、演目は“レゴン”でした。

暗くなり始めた王宮を見ていると、これからどんなすばらしい公演が見られるか、ドキドキですね。
ちなみにこの王宮は16世紀からありましたが、現存するものは20世紀後半に改築されたものです。儀式以外の日中は、内部は一部無料で公開され、見学可能です。

・ガボール(ウェルカム・ダンス)
代表的な儀式のダンス。本来は、お寺のお祭りに参加される、神様を歓迎するための踊りです。

現在はレゴンダンスのオープニングに使われています。

比較的ゆったりとした動きなんですが、目を左右に小刻みに動かしながら、そらした指先もこきざみに開いたり閉じたりと、独特の動きがとても印象的でした。

最後に歓迎と恵みの意味をこめて、お花を投げてくれます。

・バリス
バリスとは、バリの王様のため、戦った兵士のことで、戦争に向かう兵士の恐れ、勇気と徳を表したダンスです。大きく見開かれた目、いからせた肩、ゆっくりとした動きと突然の激しい動きの両方で構成されています。

・レゴン・クラトン
本来は王のため、王宮の庭で踊られるダンス。古くからあるラッセム王のストーリーが描かれているものです。ダンス、演奏ともにリズミカルです。

・タルナ・ジャヤ
若者のエネルギー、勇ましさがとてもよく表現されている男性的なダンスで、スピード感があります。写真では分かりにくいですが、右手にもっているのは扇子です。

・マルハナバチのダンス
ラブ・ストーリーの伝統的なダンス。男性と女性がそれぞれ、花園で恋に落ちたオスバチとメスバチを演じます。

・マスクダンス
どんなマスクを使い、どのようなキャラクターを表現するかは様々で、宗教の場で踊られることもあります。

Cocoruuたちが見た時は、老人のキャラクターで、ちょっと怖い、悪霊的な雰囲気もありましたが、個人的には、人生・世界といった、何か大きなものを凝縮して表現しているように感じました。トリにふさわしい迫力の舞踊でした。

ウブド王宮では毎晩19:30から定期公演が行われます。演目はレゴン、バロン、ラーマヤナ物語などで、演目やグループは曜日ごとに異なっています。

また、ウブドでは、王宮以外にも毎晩各地で公演が行われています。(公演スケジュールの詳細は「ウブド王宮 バリ舞踊」で検索すると、いくつかのサイトに紹介されています。)

バリ舞踊はYou tubeでもたくさん紹介されているのですが、機会があればぜひ生で見てほしいです。

様々な音色が合わさる、リズミカルで幻想的なガムラン演奏と、指先の表情まで感じられる、独特の動きを持つ舞踊。実際に見ると、とても魅力的なものです。

2015年に、世界無形文化遺産に登録されています。これからも、ずっと引き継がれますように。