2017/07/03

世界最大級のルーブル美術館!限られた時間で名画を楽しむコツ

名画が目白押しの世界最大級のフランス パリ美術館ルーブル
日頃芸術に親しまない人(Cocoruu含む)も、パリを訪れるなら必見ポイントです。

ただ、見どころが多すぎて、どう鑑賞したらいいかわからない人も多いのでは?
そんな方のために、楽しむポイントをまとめてみました。

・ミュージアム・パスを購入しよう!

パリで2日以上滞在するなら、是非ミュージアム・パスを買いましょう。公式サイト(www.parismuseumpass.com 日本語切り替えボタンがあります。)やパリの観光案内所、主要美術館などで購入可です。

おすすめな理由は、
○ルーブル・オルセー・オランジュリー美術館などに加え、凱旋門・ヴェルサイユ宮殿を含む約60の施設に出入り自由

○切符売り場に並ばなくて良いし、ルーブル美術館のように専用入口(パッサージュ・リシュリュー)があることもあり、入場がスムーズ
(Cocoruuの時はカルト・ミュゼでしたが、どこでもほとんど並ばずに済みました。)

2・4・6日券がありますが、注意することは、連続した日に有効であること。

休館日(月、火が多いです。ルーブルは火曜日。)が含まれたり、ストがあっても、払い戻しはありません。詳細は公式サイトをご確認下さい。

ただし、以下に該当する方は、パスは割高になるかもしれません。18歳未満(ほとんどの美術館は無料)、18~25歳(ユース割引あり)、 60歳以上(シニア割引)(いずれもパスポート等必要)、学割(国際学生証など必要)。

パスを買わない場合も、前売り券を購入しておくとスムーズです。

10月~3月の第1日曜と7/14は無料です(最新情報は日本語版の公式サイトをご確認ください)が、混雑するので、避けた方が賢明だと思います。

・朝早く行動すること
ルーブル美術館は人気の観光地。いつも混んでいますが、朝早く行く方が少しはましです。

・館内案内図、オーディオガイド、アプリ

とにかく広いので、無計画にうろうろするとタイムオーバーに。事前に決めておくか、日本語のパンフレット(館内図)をもらって、優先的に見たい作品を絞りましょう。

重点的に見るエリアまたは、重点的に見たい作品のみゆっくりと鑑賞し、他は早足で歩き去りつつちらりと見るくらいのメリハリをつけないと、全然時間が足りません。

解説が必要なら、オーディオガイド(日本語)を利用するか、無料のアプリ[Musee du Louvre]ダウンロードで約100点の日本語解説が聞けます。

・レストラン、ロッカーを賢く利用
ルーヴル美術館には無料ロッカーがあり、暗証番号を自分で設定するようになっています。ただ、入館時手荷物検査があるので、荷物は少なくしておきましょう。

食事については、一日券でも当日は再入場可なので、地下ショッピングモールのフードコートで安く済ませるのもアリ。美術館内のレストランでゆっくりするのもいいですね。

・特にファンの芸術家や作品がなければ、有名どころをまわるのも一案
有名な絵画・彫刻は、やはり実際に見ると多くの人を魅了する何かがあることが多いです。個人的に見たいものが特になければ、超有名どころを見てまわるのもよいのでは。一部紹介すると…。

ミロのヴィーナス(1階 シュリー翼 第16室)*展示場所は変更の可能性があります。
ヘレニズム美術の傑作。1820年にエーゲ海のミロス島で発見されました。どんなポーズをとっていたか、いまだに謎に包まれています。

アモルの接吻 (1階 ドゥノン翼 第4室)
瀕死の状態のプシュケを、キューピッドのアモルが抱き上げている彫刻。カノーヴァの代表作です。

ラムセス2世像(1階 シュリー翼 第12室)
古代エジプト史上最大権力を誇った(カルナック・ルクソール神殿を建設)ファラオの像。このエリアには他にも多くの見ごたえのある展示があります。

モナ・リザ (2階 ドゥノン翼 第6室)
レオナルド・ダ・ヴィンチにより1503-1506年に製作されました。謎めいた微笑は世界の人々を惹きつけます。

ナポレオン1世の戴冠式と皇妃ジョセフィーヌの戴冠 (2階 ドゥノン翼 第75室)
実際に見るとその大きさにびっくり(6.29m×9.26m。ルーヴルで2番目に大きな作品。)です。ナポレオンが皇帝として戴冠した後、妻に冠を授ける歴史的な場面が描かれています。

グランド・オダリスク (2階 ドゥノン翼 第75室)
胴体を長くデフォルメし、曲線美を強調したドミニック・アングルの作品。

民衆を導く自由の女神 (2階 ドゥノン翼 第77室)
1830年にフランスで起きた7月革命を描いた作品。中央の女性は自由の女神を表し、実在の人物ではないそうです。

レースを編む女 (3階 リシュリュー翼 第38室)
想像以上に小さな作品(24cm×21cm)ですが、フェルメールならではの優しい色使いが印象的。(照明が写りこんでしまいすみません。)遠近法により、刺繍する手もとにピントをあわせて描かれています。

メガ美術館・博物館を効率的に楽しむコツの記事に、一般的な注意を詳しく書いています。よろしかったらこちらも合わせてお読みください。

よかったらぜひシェアをお願いします。